2020年5月1日金曜日

みんなで力を合わせて

保護者の皆さまへ
新型コロナウイルス感染症が広がっていて、残念ながら園がお休みになってしまい、残念にしている子ども達も多いのではないでしょうか。また、日常生活にも多くの制限が出る中、終わりの見えないウイルスとの闘いに「コロナ疲れ」を感じていませんか?
何とかみんなで力を合わせて、この新型コロナウイルスをどこかへ吹き飛ばし、また、感染しないように気を付けてもらいたいと思っています。
そしてこのような状況を一日も早く抜け出し、また楽しく園でみんなで遊び、学べる環境を作るために、どうか以下のことに気を付けて、心と体の健康を保つことを大切にしてください。
大江幼稚園

ストレスをためない
「見えない相手に振り回されている」「出口のないトンネルのようだ」というという現在の状況が、余計にストレスを増やしてしまっていませんか?
新型コロナウイルスのように「自分の意思とは関係なく行動が制限される」、「はっきりしない得体のしれない相手が、自分たちの行動を制限し、ふりまわす」という状況が人々にとって、過大なストレスになります。
このような新型コロナウイルスによるストレス下では、「振り回されていない、自分でコントロールできている」という状態を、自分がどれだけそう感じることができるかが、ストレスを溜め込まないようにするための重要なポイントです。

みんなで子育て
ひとりで子育てを抱えず、頼えるところは誰かに頼りましょう。
パートナーや祖父母にも手伝ってもらい、友人と子育ての愚痴を言ったり話したりして、一人で子育てを抱えないことはとても大切です。

情報過多による不安を避ける
不安になりすぎて、情報番組を見すぎたり、インターネットで検索をしすぎないことはとても大切です。色々な情報が多すぎて、不確かな情報も多いですし、色々な対策や政策も日々変更され、策が出ても批判が噴出したりしています。
不安を高めやすいニュースなどの情報から少し離れてみましょう。
この先の見えない状況において、不安になりインターネットでいろいろと調べれば調べるほど不安が収まらないという状況のときは要注意です。
不安を高めやすいニュースを見すぎたり情報を得すぎると、更に不安が高まり、緊張やストレスを大きくしてしまいます。そのような時には、短時間でもそういう情報から、少し距離を取ってみることも、ストレス解消法となります。
自分で解決できない出来事が起きると、インターネットで色々な情報を得るほどに不安はどんどん大きくなっていくものです。
今は、色々なことを前向きに考えて、目先のことに集中し、今できることをやっていくことも必要です。



子どもと課題を見つけて遊ぶ
子どもと課題を見つけて遊んだり、ゲームをしたり、トランプをしたり、また、子供に何をするか決めてもらい、それに沿った行動をする良い機会だと思います。
全部子どもの自由にさせるのではなく、お手伝いや宿題・勉強など、「やるべきことを完了させる」という時間を取り入れることで、自己管理に取り組む習慣作りにつながったり、子どもの目的意識が明確になって、自発的な行動を促すきっかけにつながるかもしれません。
また、今の状況はなかなか外に出られない状況ですが、気分転換に少し出てみてください。
虫たちが動き始め、新芽が出てきていたり鳥たちが鳴きながら飛んでいたり、あちこちに春があります。そういったことを親子で楽しむ時間も大切です。

生活リズムが崩れがちな点を要注意
自粛や活動制限というのは、大枠の制限ですので、園や会社などのルールや時間割がしっかりした環境と異なり、自宅では自分の行動や自分の時間管理によって一日の生活スタイルが決まってしまいます。ついつい夜更かしや運動不足などを招いてしまい、生活のリズムが容易に崩れ、それが生活リズムの悪化につながります。

今できないことに目を向けない
いつもなら、「数年後はこんなことがしたい」という未来のことと、「今日は早めに寝よう」という目先のことを考えて生活をしています。でも今は、先のことを考えようとしても見通せないので怖くなってしまいます。考えるなと言われても難しいですが、「できないこと」や「できなくなってしまったことに目を向けすぎると気持ちが沈んでいきます。
人間は朝起きて夜寝るだけ。起きている時間を楽しく過ごすことだけに集中する方が余計な不安を増やさずに済みます。
今できることや楽しいと思えることを実行して子どもと一緒に楽しみましょう。